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ITパスポートの目標管理|KGI・KPI・CSF・PDCAの違い

公開: 2026-08-25更新: 2026-10-05
KGIは目標の達成度、KPIは目標へ向かう進捗を測る指標。CSFとPDCAも例で整理し、評価と改善の違いを確認問題で学びます。

目標管理の過去問では、最終的な達成度を測るKGIと、そこへ向かう進捗を測るKPIを区別します。目標の数値、成功要因、改善する活動を具体例で確認しましょう。

同じ指標でも、どの目標に対する指標かで位置付けが変わります。名前だけで分類せず、問題文に示された最終目標との関係を読み取ってください。

1. 目標管理の3層構造:CSF・KGI・KPI

指標・用語

フルスペル

意味と位置づけ

ECサイトの具体例

KGI

Key Goal Indicator(重要目標達成指標)

ビジネスの「最終的なゴール」を定量的に測定する指標

「年間売上高 1億円達成」

CSF (KFS)

Critical Success Factor(重要成功要因)

KGIを達成するために、重点的に成功させるべき要因。施策そのものとは区別する

「新規顧客の獲得」と「リピート率の向上」

KPI

Key Performance Indicator(重要業績評価指標)

CSFが順調に進んでいるかを測る「中間プロセスの測定指標」

「月間サイト訪問者数 5万人」「購入率 3%」「メルマガ開封率 20%」

【関係性の順序】:経営理念・戦略 → KGI(最終ゴール)決定 → CSF(成功要因)特定 → KPI(中間指標)設定・監視。

2. PDCAサイクルと業務改善の定石

  1. 【Plan(計画)】:過去のデータに基づき、数値目標(KGI/KPI)と具体的な実行計画・担当者を策定する。

  2. 【Do(実行)】:計画に沿って業務を遂行し、進捗データや実績数値を記録する。

  3. 【Check(評価・測定)】:計画値(目標)と実績値を比較し、乖離の度合いと原因を分析する(未達要因の特定)。

  4. 【Act(改善)】:分析結果を基に、プロセスの見直し、計画の修正、ノウハウの標準化を実施し、次のPlanへつなげる。

【試験で狙われる落とし穴】:「Do(実行)のまま放置されCheckされない」「Check(反省)ばかりして具体的なAct(改善)が打たれない」状態が典型的な失敗パターンです。

PDCAのAはAct(改善)です。教材によってActionと表記されることもあります。Checkは結果と原因を評価する段階、Actは評価を踏まえて改善・標準化につなげる段階として区別します。

3. 【実戦演習 問1】KGIとKPIの関係性

【問題】企業の目標管理において、KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)の関係性を説明したものとして、最も適切なものはどれか。

  • ア:KPIは最終的な事業目標であり、KGIはその達成に向けた中間プロセスの進捗指標である。

  • イ:KGIは最終的な事業目標の達成度を測る指標であり、KPIはその達成に向けた中間プロセスの進捗を測る指標である。

  • ウ:KGIは定性的なスローガンであり、KPIはそれを定量化したものである。

  • エ:KGIとKPIは同義であり、業種によって呼び方が異なるだけである。

【正解】イ

解説

  • ア:誤り。KGIとKPIの説明が逆です。最終目標がKGI、中間指標がKPIです。

  • イ:正解。KGI(Goal)がゴール判定、KPI(Performance)がプロセスの健全度チェックです。

  • ウ:誤り。KGIも「売上高前年比120%」のように必ず定量的な数値で設定されます。

  • エ:誤り。明確に異なる指標です。

4. 【実戦演習 問2】PDCAサイクルの「Act」に該当する活動

【問題】コールセンターにおいてPDCAサイクルを回す際、「Act(改善)」フェーズに該当する活動として最も適切なものはどれか。

  • ア:顧客からの電話応答率の月間目標を95%以上に設定した。

  • イ:新人オペレーター向けに応対マニュアルを作成し、電話対応を開始した。

  • ウ:当月の応答率が88%にとどまった原因を調査し、昼休みのシフト不足であることを突き止めた。

  • エ:調査結果に基づき、昼時間帯のオペレーターシフトを増員し、マニュアルを改訂した。

【正解】エ

解説

  • ア:Plan(計画)。目標の設定です。

  • イ:Do(実行)。業務の実施です。

  • ウ:Check(評価・測定)。目標と実績の乖離原因の分析です。

  • エ:正解。Act(改善)。Checkで判明した課題(シフト不足)に対し、具体的な改善策を実行し、次回以降の標準化(マニュアル改訂)を行っています。

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IPA:ITパスポート試験シラバス Ver.6.5

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